Puripoke Lab.

メガヘラクロスどこ…?

【SWSH S14ダブル構築】壁ロンゲファイヤー

1. はじめに

お久しぶりです。ぷりはちです。
今回はシーズン14ダブルランクマッチにて使用した構築の記事になります。
戦績は下記のように全く奮いませんでしたが、自分用の構築メモの意味を込めて書きたいと思います。
【戦績】
最高:レート1770くらい 最終:1400位くらい

 

 2. 構築概要

f:id:puripoke:20210201210714j:plain

 

3. 構築経緯

今期の序盤にダブル放送を眺めていたところ、壁ロンゲニンフからの積みエースの後発ダイマ構築が強そうにに感じたので使うことにしました。
当初は初手ロンゲニンフでしたが、バナやカグヤや物理全般がつらく感じたのと相手のダイマを誘発できないかと考え、レイスロンゲの並びを初手に出す形に変わっていきました。
積みエースとしては悪戯心が無効で元の耐久と合わせて壁との相性が良いガラルファイヤー、ファイヤーを出しづらいブリザポス入りに出す補完のダイマ枠としてメタグロスを採用し、威嚇無効で先制技で終盤のスイーパーを務められるマンムーを採用しました。
いくつかの後発ダイマベースの記事から並びや個体を真似した寄せ合わせの構築です。

 

4. 個体詳細


f:id:puripoke:20210201212440p:plainレイスポス@こうかくレンズ

特性:くろのいななき 性格:おくびょう
実数値 191-x-80-182-100-200
努力値 H124 C132 S252
技構成 シャドーボール/バークアウト/おにび/まもる
調整 H16-1調整、Sぶっぱ

バクア鬼火を確実に当てられるように広角レンズを採用。火力がそこまで必要に感じなかったこと、ロンゲの壁+鬼火orバクアでいろいろ耐えられるように少しHに振り。

 

f:id:puripoke:20210201211755p:plainオーロンゲ@ひかりのねんど
特性:いたずらごころ 性格:しんちょう
実数値 202-140-110-x-113-80
努力値 H252 B196 D60
技構成 ソウルクラッシュ/リフレクター/ひかりのかべ/ちょうはつ
調整 Hぶっぱ、D>Bになるように振り分け

気持ち程度のダウンロード調整ですが、基本的にレイスポスやニンフィアと並ぶのでもっとBに振ってもよかった気がします。
ちょうはつの枠は猫だましやうそなき、でんじはと選択。

 

f:id:puripoke:20210201212458p:plainファイヤー(ガラル)@オボンのみ
特性:ぎゃくじょう 性格:ひかえめ
実数値 183-x-110-165-145-127
努力値 H140 C236 S132
技構成 もえあがるいかり/エアスラッシュ/わるだくみ/まもる
調整 C11n+1、S+1で最速120族抜き、Hなるべく高く

壁込みで少しでも耐久が上がるようにオボンのみ。壁オボンとぎゃくじょうの相性がよく、2回発動することもしばしば。
ポリ2入りに対してはいかにかいでんぱを打たれずにわるだくみを打てる状況を作るかがポイント。

 

f:id:puripoke:20210201212506p:plainマンムーきあいのタスキ
特性:どんかん 性格:いじっぱり
実数値 185-200-100-x-81-132
努力値 A252 D4 S252
技構成 つららおとし/10まんばりき/こおりのつぶて/まもる
調整 ASぶっぱ

なるべく礫の威力を上げたかったので意地。技範囲が優秀で特性込みで安定して打点を出せた。ガオガエンに強いのがよかった。でもそもそもこのポケモンである必要があったのかは微妙なところ。この枠がレヒレで結果を残してる方もいたのでその方がよかったかもしれない。

 

f:id:puripoke:20210201212512p:plainニンフィア@たべのこし
特性:フェアリースキン 性格:ずぶとい
実数値 201-x-128-130-150-82
努力値 H244 B252 S12
技構成 ハイパーボイス/めいそう/あくび/まもる
調整 ほぼHBぶっぱ、同族意識のS12振り

壁込みで耐えてあくびを打ちながらファイヤーが積める状況を作る。エレキウーラの並びには雑にハイボを打って削れるのも強い。
自身も詰め筋になれるように瞑想を採用し、それがはまる試合もそこそこあったが、他の方の構築を見ていると特殊にデバフをかけられるマジフレ採用もありかもしれない。

 

f:id:puripoke:20210201212522p:plainメタグロス@ラムのみ
特性:クリアボディ 性格:いじっぱり
実数値 187-205-150-x-110-91
努力値 H252 A252 S4
技構成 アイアンヘッド/しねんのずつき/いわなだれ/まもる
調整 HAぶっぱ

記事から丸パクリポケモン。催眠や鬼火をケアしながら動かせるためクリアボディと合わせてダイマ時の安定感が上がる良い持ち物だと感じた。
技構成に関しては雷パンチ、冷凍パンチ、じだんだなど採用したい技が多数あり、思念との選択でいろいろと試せばよかったと後悔している。
いわなだれベースのダイロックはタスキつぶしやガエンへ裏も合わせての打点として優秀だった。

 

5. つらいポケモン

ポリゴン2
かいでんぱ持ちが多いのが厳しく、そもそもファイヤー以外での突破がむずかしいためかなりにつらかった。TOD負けも多数。

ガオガエン
ちょうはつや捨て台詞でファイヤーの積みを阻害されるため早めに削っていきたいが、レイスロンゲのならびでもロンゲニンフの並びでもこちらから有効な打点がないためつらい。終盤は弱保ダイマガエンに何度もボコボコにされた。


6. おわりに

今期は久しぶりにちゃんとランクマッチに取り組めて、途中まではそこそこ戦えていただけに一つの目標としていた1800に乗せられず悔しい結果でした。同系統の構築で結果を残された方もいたことから、使う構築の形としては間違っていなかったということがせめてもの救いです。来期はバトルレジェンドルールということでまた違う環境になりますが何事も経験だと思って試合数こなすことを目標に頑張りたいと思います。記事にご質問や問題点あればTwitter(@puripoke)までお願いします。

【SWSH S9 シングル】電磁波展開ヘラクロス軸

1. はじめに 

お久しぶりです。ぷりはちです。
シーズン9では鎧の孤島解禁とともにヘラクロスがやってきたので剣盾発売以来初めて真面目にシングルに取り組みました。シーズン9で考えていたことを整理して今後につなげる意味で構築記事にまとめたいと思います。結果としては中盤に一瞬3桁にのりましたがその後落ちて3000位台をウロウロしつつ最終9000位台まで落ちてしまい全くと言っていいほど勝てませんでした。結果を出した構築の記事ではありませんのでその点はご了承願います。

 

2. 構築概要

f:id:puripoke:20200904020341p:plain

 

3. 構築経緯

ヘラクロスを使うにあたってシーズン9の環境においてはダイジェットを積むことができればほぼすべての相手を抜けるため、如何にしてダイジェットを打てる状況を作るかというところから構築を考え始めた。
まずは初手になげてほとんどの相手に上から電磁波を撒けるタスキ電磁波ドラパルトと、ドラパがあまり仕事をできないキッス、ポリ2に対して後投げできるHDオボンヒトムを採用。
相手の水や地面タイプが重いこと、またヘラが暴れた後のスイーパーとしても仕事ができるハチマキゴリランダーを採用。
ヘラがミミッキュに勝てないと考えていたため、ミミッキュが居る場合に出していくダイマエースとして弱保ドリュウズを採用。
最後に電磁波で止められないラム持ちダイジェットを止めるためにまんぷくおこうトリックミミッキュを採用した。


4. 個体詳細

f:id:puripoke:20200904015550p:plain

ヘラクロス@かえんだま
性格:ようき 特性:こんじょう
実数値:159-176-95-x-115-148
努力値:28-244-0-0-0-236
調整:Hを16n-1、Aを11n、Sを準速95族抜き(最速ギャラ抜き抜き)
技:インファ/エッジ/燕返し/剣舞

構築の軸で剣舞、ダイジェット、ダイナックルで全抜きを狙う。自信過剰と悩んだがあくびや電磁波で止めに来る相手をケアしなくて良く、そのまま起点にできる根性剣舞を採用。
カバやポリ2などの受けポケモンを気にせずに出せるため使い易かった。また、環境に多いキッス、ギャラなどの飛行タイプを上からダイロックで倒しにいけるのも強い点だと感じた。
基本的には後発において電磁波などで確実に上から行動できる場を作った上で出していき、相手の裏のポケモンを想定しながらダイジェットなり剣舞なりを押していく。
+2根性ダイロックで無振りダイマドラパがギリギリ落ちない程度の火力で微妙に足りない場面が多かったため、ステロで補ってやればもっと活躍できたと思う。

 

f:id:puripoke:20200904015656p:plain

ドラパルト@きあいのタスキ
性格:ようき 特性:クリアボディ
実数値:163-172-95-x-96-213
努力値:0-252-0-0-4-252
調整:ASぶっぱ、ダウンロード調整
技:ドラアロ/ゴーストダイブ/電磁波/鬼火

電磁波、鬼火でヘラクロスを出すための場を整えるポケモン。当初は補助技とシナジーのあるたたりめ持ちの特殊型で使っていたが、相手のドラパルトが重たく、初手ドラパミラーを無理やり突っ張るために物理型に変更した。
そこそこの火力と環境トップの素早さを活かして、展開からストッパー、スイーパーまでこなせる点は非常に強かった。
しかし、相手のラム持ちや技外しのリスクを常に背負っているこのポケモンに依存しすぎたのは安定して勝つためには良くなかったと思う。

 

f:id:puripoke:20200304231748p:plain

ドリュウズ@じゃくてんほけん
性格:わんぱく 特性:すなかき
実数値:191-161-121-x-92-125
努力値:44-44-236-x-52-132
調整:下記リンクのかわほりさんの記事参照
技:アイヘ/10万馬力/ロクブラ/剣舞

ヘラが出しづらいミミッキュ入りへ出すダイマ枠。ダイマすれば無補正エスバの珠カキュウも14/16で耐える。硬すぎる。
ドリュを出す場合は相手が弱点技を打ってくるタイミングに合わせてダイマしてダイロックを打てるようにドラパミミッキュで場を整えていく。弱保も剣舞もできない場合の火力が無さ過ぎるので出す相手やタイミングには注意が必要。
使っていて感じたのは砂ターンの管理が難しく、せっかく弱保や剣舞を積んでダイロックを打っても相手の後発ダイマでこちらのダイマと砂を枯らされて負けることが割とあったのでダイロックを打つタイミングもきちんと考える必要があると感じた。

 

f:id:puripoke:20200904015744p:plain

ミミッキュ@まんぷくおこう
性格:わんぱく 特性:ばけのかわ
実数値:162-110-145-x-125-117
努力値:252-0-252-0-0-4
調整:HB特化(補正無しエスバの珠カキュウ耐え)
技:ゴーストダイブ/電磁波/のろい/トリック

相手のラム持ちダイジェットにボコボコにされる試合が多かったためほぼすべての相手のS(行動順)を確実に操作したいと思い採用したポケモン
トリックしたい相手に引かれてしまった場合も再度対面させてS操作ができるように電磁波も採用。
終盤から使い始めたが、上手い使い方がわからず結局最後まであまり活躍できなかった気がする。

 

f:id:puripoke:20200904015817p:plain

ロトム(ヒート)@オボンのみ
性格:おだやか 特性:ふゆう
実数値:157-x-128-137-161-107
努力値:252-0-4-92-156-4
調整:H振りカバを+2オバヒで倒せるやつ(いくつかの記事を参考にして適当に配分)
技:オバヒ/ボルチェン/悪波/悪巧み

初手ドラパに対して後投げされるキッス、ポリ2などに対して投げて起点もしくはサイクルを回すポケモン
初手ダイマを切ってくるリザに後投げから対応できる点も使いやすかった。
展開次第では悪巧みを積んでダイマを切ってそのまま押し切る試合もあり、何でもできるなという印象。
ミトムの場合は水の一貫を切れるがキッスやリザに対して弱くなるので周りとの兼ね合いになりそう。
ゴリランダーと合わせると結構広い範囲を相手できそうだが、勝てていたかどうかといえば微妙。

 

f:id:puripoke:20200904015856p:plain

ゴリランダー@こだわりハチマキ
性格:いじっぱり 特性:クリアボディ
実数値:193-188-110-x-111-105
努力値:140-204-0-0-164-0
調整:Hを16n+1、ダウンロード調整のためのD振り、Aをなるべく高く。
技:グラスラ/10万馬力/はたき/蜻蛉

相手の水や地面への受け出しからの処理や終盤のスイーパーとして採用。ハチマキグラスラの火力が凄まじく半減でも安易な受け出しを許さないのは強かった。
有利体面で相手により負担をかけたり、カバの処理を早めるためにウドハンは入れるべきだったと思う。
一方で負け筋になることも多く、キッスに対してはヒトムが引き先になってくれるため何とかなったが、エスバやギャラなどの物理ダイジェット持ちに対しては引き先がなくそのまま試合終了になっていた。
結果的にはこの構築に合っていないポケモンだったように思う。

 

5. 選出について

基本選出イメージ:展開要因+展開要因の補助orスイーパー+ダイマエース

■この構築でのそれぞれの役割
展開要因:ドラパルト、ミミッキュ
展開要因の補助:ヒトム
スイーパー:ゴリランダー、ドラパルト
ダイマエース:ヘラクロスドリュウズ、(場合によってはヒトム)

■多かった選出パターン
ドラパ+ヒトム+ヘラ
ドラパ+ヒトム+ドリュ
→ヘラとドリュはミミッキュの有無や相手の受けポケモン(カバポリ2など)の有無で判断。

ドラパ+ヒトム+ゴリランダー
エスバを止めないといけないものの相手の水ウーラオスマリルリ、アシレが同居しているためケアせざるをえない場合に


6. 終わりに

途中から反省文みたいになってしまいましたが、それだけシーズン中に改善しきれなかった点があったということだと思います。この構築では相手の初手ダイマ以外にはこちらからダイマを切ることがほとんどでしたが、その場合ヘラのダイマを相手の後発ダイマで枯らされて負ける展開が多く、先にダイジェットを積んで抜いてくという考え方自体が強くなかったのかも知れません。ただ、剣盾発売当初に想像していたよりもヘラクロスは戦えそうな感じがしたのでひとまず新ルールのうちは頑張ってみようと思います。構築に関してご意見ご感想いただけると嬉しいです。ツイッターもやってます。(Twitter: @puripoke) 最後まで読んでいただきありがとうございました。