【シングルレートS17&関西シングルFESTA使用構築】トリル最速ヘラクロスver.2
どうも、ぷりはちです!
S17お疲れ様でした!S17でORAS環境で記録が残る最後のシーズンということで記念に使用した構築を記事にします。また、この構築はS17終了後の9/18に開催された第8回関西シングルFESTAでも使用しました。結果としては最高レート1962、最終レート1901という悔しい結果に終わってしまいましたが、自分が6世代で組んできたメガヘラクロス構築の総決算として紹介したいと思います。
1. パーティ概要
ブラッキー@くろいメガネ エンテイ@ハチマキ 水ロトム@オボン
2. 構築経緯
S17では最終シーズンということで自分の中でメガヘラクロス軸の結論となる構築を組めるように、そして最高レートの更新も目指して取り組みました。まず、エースとしてS16で手ごたえを感じた最速メガヘラクロスとエース復活&トリル要因のクレセリアを採用し、次に受けループや展開系構築の対策にもなる裏エースとしてメガサーナイトを採用しこの三匹を軸として組みました。補完としてはフェアリー全般やリザードン、ウルガモス等に強く火力のあるハチマキエンテイ、自分の中のファイアローやボーマンダ対策として一番信頼している水ロトムを採用し、新たにゲンガーやギルガルドに後出しできる枠としてブラッキーを採用しました。詳しくは個別解説で説明します。
3. 個別解説
実数値(メガ前) 155-175-98-x-116-150
実数値(メガ後) 155-235-138-x-126-139
努力値 A236 B20 S252
技構成 ミサイルばり/インファイト/タネマシンガン/ロックブラスト
相棒で構築の絶対的エースです。最速である最大の理由はグロ秘密ガルに対して上からインファイトを打てるからです。このヘラで勝てない猫捨て身ガルはクレセで止めることができるためヘラクレセでほぼすべてのガルーラに勝てるようになります。他の理由にはキノガッサ、カイリュー、スイクン、ロトム系統、ヒードラン、メガサーナイト(両者メガ前の対面のみ)などを上から攻撃できることがあり、これによりヘラ自身や他の味方ポケモンの負担を減らすことにもつながります。陽気ヘラをS16から使ってきて最初の方はヘラの一番の長所である火力を落とすことに抵抗はありましたが、思っていた以上に使い易く、今となっては一番信頼しているポケモンです。
特性:トレース⇒フェアリースキン 性格:ひかえめ
実数値(メガ前) 175-x-115-159-135-103
実数値(メガ後) 175-x-115-203-155-123
努力値 H252 B236 S20
調整 HB:意地ハチマキガブのじしん耐え S:メガ後に準速70族抜き
技構成 ハイパーボイス/サイコショック/きあいだま/ちょうはつ
第2のメガ枠でトリルエースとして、また相手のステロや壁展開、受けループ、害悪構築などの対策も兼ねて採用しました。ひかえめですがHBにほぼ振り切っているおかげで初手に出されやすいマンダ、バシャ、ゲンガーなどに有利体面を作ることができます。火力は無振りですが等倍ならほとんどのポケモンに対して確2がとれるので十分でした。技構成に関しては、ラッキーなどへの打点としてショック、ナットドランに対する打点として気合玉、展開阻止や耐久型に打つ挑発でほぼ確定だと考えています。気合玉はめざ炎でも良いですが、打ちたい相手に対して火力が変わらないのとヒードランに打点を持てることから気合玉を採用しています。
特性:ふゆう 性格:ずぶとい
実数値 226-x-189-96-151-104 ※非理想個体(29-x-31-31-31-28)
努力値 H252 B252 C4
技構成 サイコキネシス/つきのひかり/トリックルーム/みかづきのまい
圧倒的な数値を盾にトリルみかまいからゲームメイクをするパーティの司令塔です。パーティ内でバシャーモを受けることのできる唯一のポケモンでもあります。対面からならゲンガー、サザン、ウルガ、ゲッコなどの一致抜群技を打ってくる特殊アタッカーに対してもトリル展開ができるので起点にならないように気を付ければどんな構築にも出していけます。今回の構築ではトリルみかまいからメガサナやエンテイに繋ぐ展開が決まって勝てる試合が多かったです。電気・地面タイプやラム持ち、みがわりにも対応するためにも電磁波ではなくトリルを採用していますが、最ヘラとの相性を優先するなら電磁波を採用するべきかもしれません。
ブラッキー@くろいメガネ
特性:シンクロ 性格:おだやか
実数値 201-x-130-x-193-93
努力値 H244 D204 S60
調整 HD:あまりぶっぱ(無補正252振りメガゲンのヘド爆2発+毒ダメ2回を耐える)
S:大体の物理ギルガルド抜き調整
技構成 イカサマ/いばる/いやしのすず/つきのひかり
構築全体で重いゲンガーやギルガルドへの引き先として採用しました。調整は少し異なりますが採用理由などはパラリーさんの記事を参考にさせていただいたのでそちらを見て頂ければと思います。(【ポケモンORAS】シーズン15使用構築 ~最ヘラ軸電磁波展開G5~【最高&最終レート2104】 - Parareru Box)このブラッキーでは毒々ではなく威張るを採用していますが、これはゲンガーとセットで選出されやすいスイクンに対しても戦えるように意識した結果です。特殊全般に強く、物理相手にも起点になりにくいため選出しやすい点は良かったです。しかし、メガゲンガーには引かれてしまい次のサイクルでエースがキャッチされるという流れで役割を果たせないことが多かったため、この枠はゲンガーに引かれずに倒せるポケモンを探して変えていきたいと思います。
エンテイ@こだわりハチマキ
特性:プレッシャー 性格:いじっぱり
実数値 207-176-119-x-102-123
努力値 H132 A196 B108 D52 S20
調整 H:16n-1 B:補正有252振りメガクチートの+2ふいうち耐え
D:補正有252振りメガネニンフィアのハイパーボイス2耐え S:準速70族抜き
技構成 せいなるほのお/じならし/ストーンエッジ/アイアンヘッド
フェアリーに後出しして負担をかけて行ったり、対面から相手の炎タイプやゲンガーを処理するために採用しました。調整は特にクチートを意識しており、クレセが起点になりそうな時もみかまいでエンテイに繋ぐことで確実にクチートを処理することができます。Sは最低限の準速ガッサ抜きしか振っていませんが、ハチマキの火力を活かしてトリルエースにもなれるので使い易かったです。使用感としてはハチマキがあまり警戒されないことが多く、エンテイに薄い選出をされた時には初手で出してそのまま3タテすることもありすることもありました。またかなりBに振ったおかげでガルーラに対して突っ張ることができ、聖炎で焼いてそのまま勝ちという試合もあったのでこの調整にして正解でした。
ウォッシュロトム@オボンのみ
特性:ふゆう 性格:ひかえめ
実数値 157-x-142-154-130-106 ※めざ氷個体(31-x-30-31-31-31)
努力値 H252 B120 C116 D20
調整 HB:補正有252振りメガボーマンダの捨て身タックルを高乱数2耐え
C:11n D:余り
技構成 ボルトチェンジ/ハイドロポンプ/めざめるパワー氷/でんじは
すべてのファイアローに後出しから勝てるポケモンとして採用しました。S17ではHDアローよりもアタッカーアローの方が多く感じたためS16の個体よりもCを削ってBに回しています。このポケモンはアローだけでなくマンマンスイやバンドリマンダなどのメガマンダ軸の構築を一匹で崩すことができます。めざ氷を持っているため拘っているように動かすことで相手が勘違いしてくれることが多く、水タイプや地面タイプのポケモンに抜群技を当てることができたり、でんじはを通しやすくなったりととても使いやすいポケモンでした。S13から毎シーズン本当に良い仕事をしてくれたのでヘラと同じくらい信頼しているポケモンです。
4. 基本選出と立ち回り
基本選出
or + + or or
立ち回り
相手のパーティに刺さっているポケモンを初手に出していきます。削られた場合はクレセリアに一旦引いて、相手が速い場合はトリル展開からのみかまい、遅い場合はクレセリアで相手を削りながらみかまいで復活させます。
5. 感想など
結果としてはS17では2000に到達することができませんでした。個人的にはヘラ軸のもう一体のメガはサーナイトが最適ではないかと思っているので、改良して今後も使っていきたいと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。また、対戦してくださった皆さんありがとうございました。質問などありましたらコメントもしくはツイッター(ID:@puripoke)まで気軽にどうぞ。ORAS環境も残り少ないですがポケモンを楽しみつつ頑張っていきましょう。では!